今日の報告では修了検定と仮免学科試験のことについて書こうと思う。
修了検定というのは、まぁ実技テストだ。学校内の決められたコースを運転して教官に採点してもらう。仮免学科試験はペーパーテストだ。この2つの両方に合格しないと先に進めない。しかも失敗すると12kくらい追加料金がある。
検定は土曜日の朝8時30分から行われた。私は早起きが大嫌いであるし、前日は緊張してあまりよく眠れなかったので非常にしんどかった。本当にこういうスケジュールを設定されるのはムカつくものだ。まぁ、時間的にはギリギリで遅刻にならずに済んだが、3分くらいしか猶予がなかった。部屋に入るとなにやら普通の学科が始まった。教官に「え、これ検定じゃないの?」などととぼけたことを聞くと、やはり私は部屋を間違えたらしい。まぁ正しい部屋に案内してもらえたので事なきを得た。どうでもいいことだが、部屋の移動のときにショートカットで普段は入れない教官室を通ることができて面白かった。
最初に説明を聞く。どうやらコースミスは減点対象にならないらしい。前にコースミスしたときに、朴正煕似のおっかない教官から、「なんで右って言ってるのに左に曲がるんだ?!これが検定なら指示違反で一発アウトだからな!」とか怒られたけど、それはウソらしい。これで安心してコースミスができるぞ。(フラグ
修了検定はひとつの教習車に複数人で乗り込んで行う。コミュ症としてはこれも地味に厄介だ。一緒になったやつらはコミュ症っぽい男子が2人と眼鏡をかけた真面目そうな女子が1人だった。みんな年齢不詳だけど、まぁだいたいの人は大学1年で免許取るからたぶん年下だろう。自業自得とはいえ1人だけ年長者というポジションは不愉快だ。教習車に乗るときに真面目そうな女子が「頑張りましょうね!」なんて気丈に話しかけてきたけど、男子が全員コミュ症なせいで誰も返事をしなかった。私がワンテンポ遅れて返事をしたけど、検定直前のタイミングで気まずい空気になってしまいかわいそうだった。本当にコミュ症ってやつは害悪だなぁ…。
4人全員が乗ると最初にお手本を見せられるのだが、その後は一度に乗るのは2人ずつで他の2人は待合室で待っている。私はラッキーなことに最後の順番だったので待合室に入った。待合室は他の教習車のやつらもいたけど、もちろんみんな無言である。雨が天井を叩く音しかしない無音の待合室の中で30分くらいも待つのは非常にしんどかった。こんなことならケータイでも持ってくればよかった。
まぁ、そんな感じでようやく自分の番になった。直進コースで30km/h出すことになってる。セカンドギアでもいけるけど、テクをアピールする為にサードまで入れるべきか、それとも余計なミスの要因を減らすためにセカンドで行くか、非常に迷いどころではあったが、前のやつがサードにしてたので私もサードにした。それから踏み切りとか坂道とかクランクとかお決まりの厄介ごとをこなしていく。あと、安全確認が本当にしんどい。突っ込まれないように異常にキョロキョロしながら運転した。まぁなんとかボロを出さずに経過していたけど、教官がやたらと何かをメモしているのが非常に気になった。前のやつのときはほとんどメモとかとってなかったのに、何をそんなにメモしているのだろう?やはり無自覚のうちにいろいろまずいことをしているのだろうか?
そしてとうとうやらかした。S字を出てから左に曲がるのだが、ナチュラルに右に曲がってしまった。教官が「左折って言ったんですけどねぇ」とか言ったところでようやく気付く。安定のフラグ回収である。もうこうなると総くずれみたいな感じで一気にいろいろやらかしだす。コース修正で交差点に入ったら前に1台車がいて、このことで後ろの交差してる道路にはみ出してしまい、「後ろにはみ出して車線ふさいでるけどいいのかなぁ?」とか教官に注意された。いままでの教習で交差点で前に車がいるという状況はなかったのでそんなことは全然知らなかった。なぜよりによって検定、しかも空いている時間にこういうことが起こるのか、非常にアンラッキーである。しかしまぁ、検定で注意されちゃうのはイカンでしょ。それから、ナチュラルに二速発進もやらかした。エンストしなかったし揺れもなかったけど、たぶんバレてるでしょ。
まぁそんな感じで検定は終了。車から降りて教官のありがたいお言葉を聞くのだけど、最初に「どこが悪かったと思う?」とかなぜか質問された。二速発進についてはどうせバレてるだろうけど黙秘して、コースミスと交差点とだけ言っておいた。正直いってこっちに質問しかけてくる系の教官は普段の教習でも本当に苦手である。その後にありがたいお言葉が始まった。「運転操作が不慣れ。発進でメータみたりギアチェンジでレバーみたりしてる。でも慎重に運転していたので幸いにして大きなミスにはならなかった。しかし実際の路上はもっと難しい。もっと慣れていきましょう」とのことだった。なんというか合格とも不合格とも解釈できる表現である。
校舎に戻ると放送で合格発表される。結果は合格!まぁ本当に危なかったけど、なんとかなってよかった。
この後に学科試験をやったけど、これについて語ることはあまりない。要するに簡単だ。いや、問題自体はかなり専門的だし結構ひねってあって、合格点も90%だから大変といえば大変だけど、出る問題は問題集と同じだから勉強すればいける。ということでこれも合格!
これにて無事に仮免許の交付が決定し、 晴れて第2段階へと駒を進めることになった。
まぁ嬉しいのはもちろんだけど、ここまでやってまだ半分も来てないのかという思いが強い。そして修了検定ですらこんなに難しいのだから卒業検定はますます難しいのだろうと本当に不安になる。そして第2段階では技能でも学科でも集団で行うコミュ症殺しの項目が複数ある。さらにこれからの時期は高校生とか大学新入生が増えて老害にはつらい。そもそも路面が凍るし運転に向かない季節だ。本当に前途多難であるなぁ。
まぁ、教官は合格後の説明でさっさと予約取れ、今日取れって言ってたけど、とても疲れたのでもう年内はやらなくていいでしょ。
というわけで、来年になってからまた第4次以降の報告も上げていこう。それではまた…
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